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『UNDER THE SUN』全曲解説/野田ゆたか

● 九番回路
「あらケンが『LiveのSEで使ったらどうだろう』と持って来た曲。『じゃあいっそのことアルバムに入れちまおうぜ』といったのはボクです。タイトルは『CIRCUIT9 = 九番回路』で良いだろうと。ワクワクさせる曲です」

● concluded
「『ハードボイルド』を一個のテーマに掲げ、穐田に歌詞を提示しましたね。実はもうちょっと更に『暗黒な部分』を持っている曲で『もっとハードボイルドにしても良かったかな』と思う部分もありますが、それはそれで。Liveでは欠かせない、楽しげな曲に仕上がりました」

● 哀しみのUターン
「穐田が持って来た曲をボクが無理矢理激しい曲にしました。Liveで盛り上がるんじゃないかなぁと。とにかく疲れます、この曲は」

● 不感症
「とても大陸的な曲。『なのに穐田?、そんなちっぽけな世界歌うんじゃねぇ』と思ったりもしてますが、コーラスワークに長けた80年代アメリカのハードロックバンドのイメージでアレンジしました」

● 満月に誘われて(Under the Sun ver.)
「もともと80’sROCKかつユーロビートのエッセンスを入れたい、という思いがあったので、アルバムバージョンではキーボーディストの都啓一にadditional、ちょっとプラスアルファしてくれと依頼しました。見事にニューロマンティックな感じに仕上がってます。更に、ミニアルバムバージョンとはギターソロ及び間奏部の台詞が違います。台詞はボクが喋っているのですが、アルバム『UNDER THE SUN』に基づいて『太陽神』という言葉を、対比的な意味で使っています」

● Beautiful Nightmare
「ホラー映画のBGMで使われそうなリフ感で、とても大好きな曲です。サタニック・メタルじゃないですけど。歌詞もそういったイメージをオーダーしました。そもそも今回このアルバム『UNDER THE SUN』は、時間軸を成しています。夕方くらいの陽が落ちてから、夜が明けるまでをコンセプトにしていて。そういった意味ではこの曲は深夜ですね」

● good morning…
「このアルバムを制作するにあたり、友人である都啓一に一曲、作曲をお願いしました。タイトルを付けたのはボクですが、さっき話した通り時間軸が存在している中で『まだ悪夢の余波は続いている』というイメージがあり、『UNDER THE SUN』に対し『good morning…』が良いだろう、と」

● UNDER THE SUN
「ボクの曲ですね。前から持っていた曲で。これはもう確実に絵が見えていたんです。『夜明け前』『太陽が昇るその前』『生命の息吹』…色んなテーマがあって。何気にコード進行なども凝っています」

● サンライズEyes(Under the Sun ver.)
「アルバム『UNDER THE SUN』を締めくくる意味での、サンライズEyesアルバムバージョンです。ミニアルバム『満月に誘われて』との違いは、ギターソロと、ミックスが異なります。『希望の朝』といったイメージであったミニアルバムバージョンですが、『誰にしも朝がくる』といったイメージのサウンドに仕上げました。コンセプトである夕暮れから朝までの時系列を加味して聴いて貰えると、奥が深く楽しめるアルバムになっています」

● トニカクサシダセ
「ボーナス・トラックですね。お客さんにこの曲を覚えてもらって、Liveで楽しみましょう、と。CHEAP TRICKのイメージかな」



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