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『満月に誘われて』全曲解説/穐田"C9"哲也

● かみさまです
「この曲をこのメンバーで演ることになるとは思いませんでした(笑)。そもそも曲かこれは?っていう(笑)。『3連のダウンピッキングが、気がついたら8ビートのダウンピッキングになっていた』というのがやりたかったんです。歌詞は『お客様は神様です(故 三波春夫さんのお言葉)』という気持ちがひねくれて表れたものですね。『ジーザス』じゃなくて『ゴッド』だと思うのですが、歌いやすかったので『ジーザス』で」

● 満月に誘われて
「デモを聴いた時、眩しい曲過ぎて、歌詞が手も足も出ませんでしたねぇ。プロデューサーのSakura氏は勿論、詩人のカオルさんにも色々と相談に乗ってもらい完成しました。『ウエンディ』と出てきますのでお分かりだと思うんですが、モチーフの『ピーターパンの空中遊泳』的な世界が描けたらなと。歌詞カードには載せていないのですが、サビのバックのコーラスは『Full Moon Light/Hold Me Tight』とあらケンが歌ってます。是非LIVEで一緒に歌って欲しいですね。間奏部の台詞はSakura氏です」

● サンクチュアリ
「だいぶ前の曲。あらケンが持って来たバッキングテイクに、好き勝手メロディを付けてしまった曲です。『爆発寸前の火山の蓋、それは取るなよ』なんて、くどいワンセンテンスだなぁ、と今思います(笑)。『聖域』は大袈裟だったかも知れませんが、一人一人が拘っている、ツボというか、誰にも触られたくない、心の地雷みたいなモノについてです。サビの『ヴァー!』と『ダァー!』については勿論、プロレスファンを意識してのものですが、意味はないので気にせずLIVEで盛り上がっていきたいです」

● 我に武器有り

「これも古い曲。仮想の敵に向かって、独り相撲というか、勝手に足掻いている男を歌ってます。被害妄想に対して、独りで挑んで独りで敗北するという(笑)。そういう時期ってあるじゃないですか、中学2年の時とかですかね(笑)。『我に秘策有り』でも良かったかも知れないです。実際はなんにもないんですけどね」

● サンライズEyes
「この曲も眩しいメロディで、歌詞が難航しました。『朝焼けを見つめているふたり』もしくは『朝焼けを見つめている自分と君』というイメージに辿り着けたらな、と。『ある朝焼けを向かえるまで、重ねて来たひとつひとつの瞬間がもたらす想いが一緒だとしたら、それは奇跡かも知れない』と。更にそんな想いを目で伝え合えたらシビレますねぇ。そういえばずっと仮タイトルが『ミラクル』でした」

● エビバディ
「あらケンが10年以上前に演っていたバンドの曲を、ボクがリクエストしてCIRCUIT9でもやることになりまして。LIVEで楽しい楽しい曲です。1番しか歌詞がなく、あらケンと一緒に2番を足しました。FUNKテイストのおバカな歌詞で全くもって意味不明です。『でかパイ!』とか言ってますけど、実際は興味ありません」


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